ニンジン

ニンジンの基礎

分類 栽培難易度 発芽地温 生育適温
セリ科 ★★ 15℃~20℃ 13℃~21℃
生育条件 土壌酸度 定植条間 定植株間
冷涼な気候を好みます。高温化では病害が発生しやすく、過湿にも弱い。日当たりを好む。 pH5.5~6.5
 すじまき
ばらまき
10~15cm

栽培カレンダー

ニンジンの豆知識

原産地はアフガニスタン周辺の中央アジア地域とされています。日本には、細長い東洋系品種と、太く短い西洋系品種の二種類があります。
セリ科であるニンジンはもともと水辺の植物です。
そのため生育には保湿がとても重要となりますが、主根深根型で根の発達とともに深く張るため、乾燥には意外と強いです。
根、葉ともカロチンを多く含んでいるため、ビタミンAの供給減としてとても役立ちます。

元肥

新規の痩せ地なら、播種の1ヶ月前までに、完熟堆肥を1kg/m2、ボカシ肥料を100g/m2程度すきこんておきましょう。

播種

直播きでも良いが、ポットやセルトレイで播種して定植の方法もよい。
一か所に3~4粒程度を播種し、本葉が1~3枚程度で生育の悪いものを間引いても良いし、そのまま全ての苗を育てても良い。
本葉が4~6枚程度で定植をする。

追肥

間引きを3日おこないます。
1回目に株間3cm、2回目に株間6cm、3回目に株間12cmが目安です。
間引きのときに、葉の色を見ながら緑色が薄くなっていたら発酵油かすを条間の表層にパラっと播いておきましょう。

コンパニオンプランツ

ゴボウ、エダマメ、ホウレンソウ、ネギ、タマネギ、ダイコン、カブ

連作

連作できます。むしろ、ニンジンは連作でどんどん良くなると言われています。

相性の悪い品種

キュウリの後作

種取り

晩秋に収穫したら、大きいサイズから順に並べて、中ぐらいのサイズを10本程度選定して斜めに植え直します。
花が咲いて種ができる時期は、梅雨の時期と重なりますので雨よけが必須です。
私の場合は、大玉トマトを予定している畝に植え付けて、
トマトの雨よけとニンジン自家採種を兼ねた使い方をしています。
自家採種の種は、発芽率がより気がします。
たくさん獲れるのでケチらずに多めに播種しているのもあるとは思いますが。