コマツナ

コマツナの基礎

分類 栽培難易度 発芽地温 生育適温
アブラナ科 ★★ 20℃~30℃ 15~20℃
生育条件 土壌酸度 定植条間 定植株間
半日蔭でも育つ pH6.5以上 5~15cm 5~15cm

栽培カレンダー

コマツナの豆知識

コマツナを代表としてタイトルにしましたが、
コマツナ始めさまざまなナッパ系を一括りでツケナと総称で呼びます。
お雑煮、漬物、おひたしなど、利用範囲が広く。
間引き菜も食べられるし、耐寒性もあって一年中栽培できます。
また、栄養価も高く、ビタミンA、カルシウム、ビタミンCが
ホウレンソウより多い緑黄色野菜で、アクが少ないので扱いが簡単です。
そんな栽培も容易なコマツナはいいことづくめなのですが、
虫に食われやすいのが難点でしっかりとした対策が必要となります。

元肥

1ヶ月前までに、完熟堆肥を2kg/m2程度すきこんておきましょう。
また、やせた酸性の強い畑であれば、もみ殻くん炭5Lかかき殻石灰200g/m2程度まいておきます。

播種

点まきでも可能ですが、大体1cm程度の間隔ですじまき(条まき)が一般的です。
種が見え隠れする程度に覆土して、表面を軽く押さえておきます。

間引きと追肥

本葉が1~2枚で1回目の間引きを行い、双葉が触れ合う程度の2cm間隔にします。
間引きの際には、株の様子を見て発酵油かすを30g/m2程度与えておき、
条間の土を軽くほぐして、土寄せをしておきましょう。
本葉が4~6枚で1回目の間引きを行い、葉が触れ合う程度の8cm間隔にします。
この大きさになると、間引き菜はサラダに使えるぐらいになりますので、おいしくいただきましょう。
間引きの際には、株の様子を見て発酵油かすを30g/m2程度与えておきましょう。

コンパニオンプランツ

レタス、シュンギク、カラシナ

連作

コマツナは連作障害がでにくいです。つまり連作可能です。

相性の悪い品種

コマツナと相性の悪い野菜は聞いたことがありません。

種取り

種取り用のコマツナを10株ほど選抜したら、秋に土ごと掘り取って株間15cm程度に植え替えます。
スペースがない場合は、そのままでよいでしょう。
春になると、黄色い花を咲かせますが、アブラナ科は種類がたくさんあって、交雑しやすいので注意が必要です。
防虫ネットをかけて隔離しておけばいいのですが、それができない場合は、交雑しやすい種類と時期をずらすなどの対策が必要です。