もくじ
ソラマメの基礎
分類 | 栽培難易度 | 発芽地温 | 生育適温 |
マメ科 | ★★★ | 15℃~20℃ | 25℃~30℃ |
生育条件 | 土壌酸度 | 条数 | 定植株間 |
風通しがよく、水はけのよい乾いた土壌を好む | pH5.5~7.0 | 1条 | 30cm |
栽培カレンダー
ソラマメの豆知識
ソラマメの原産地は、一説にはカスピ海沿岸から北アフリカや西南アジアあたりの樹林帯で比較的標高が高く冷涼な地域とされています。
日本に入ってきてから、もっとも品種改良の進んだマメ科であるため、弱酸性に近い肥えた土が向いています。
そのため、ある程度は元肥をしっかり入れないといけませんが、入れすぎるとつるボケしたり、アブラムシがたくさん発生したりと、いろいろと大変です、
日本では、暖地や温暖地は晩秋に種をまきます。
ソラマメは20℃を超えると生育が鈍ってサヤが黒く枯れてしまうため、年が明けて適温になってから播種していては収穫に間に合いません。
このため、寒さに強い大きさで越冬させるのですが、それは本葉が4~5枚、背丈が10cm程度がベスト。
一方、東北や北海道では、春まきなら栽培できますが、ソラマメは寒さにあわないと花芽ができないので、春播きする場合は、芽出しした種子を冷蔵庫に入れて低温にあててから行います。
元肥
種まきの1ヶ月前までに、完熟牛ふん堆肥2kg/m2、くん炭5L/m2を土に入れて十分になじませておきます。
播種
できるだけ直播きが良いとされています。
1条植えで株間を30cmとって、おはぐろを向きを揃えて播種します。
私の場合は、72穴トレイで育苗してから、本葉2~3枚程度で定植しています。
また、9cmポットで育ててから定植する人もいます。
トレイやポットの場合は、おはぐろを下にして、ソラマメのお尻が地上に4分の1出ているやり方をおすすめします。
追肥
不要
コンパニオンプランツ
タマネギ、キャベツ
連作
私は連作しており全く問題ありません。
しかし、空豆に必要な休栽期間は3~4年程度と言われていて、同じ畝では最低でもこの期間は空けて栽培することとされています。
相性の悪い品種
キュウリ、メロン、ネギ
種取り
サヤが黒くなりしっかりと乾燥させたら、サヤごと収穫して種子を外し、風通しの良いところで乾燥させます。
しかし、梅雨時期とも重なりますので、少しぐらい早くても収穫して乾燥させましょう。
保存には、私はペットボトルの口を1ヶ月程度緩く開けておいて、その後蓋を閉めます。
こうすることで、容器の中で種子が酸素を使って呼吸し、その後二酸化炭素がペットボトルの中に充満することで休眠状態になります。
その方法なら2~3年は常温で保存できるとされています。