トマト

トマトの基礎

分類 栽培難易度 発芽地温 生育適温
ナス科 大玉トマト★★★
中玉トマト★★
ミニトマト★
25℃前後 20~26℃
生育条件 土壌酸度 定植条間 定植株間
日なた pH6.0~7.0 50cm 40cm

栽培カレンダー

トマトの豆知識

トマトは南米アンデス山脈生まれの高地育ち。乾燥気味で強い日光を好み、昼夜の温度差が大きい気候を好みます。そのため、強い日差しが当たる場所が適しています。
トマトは過湿に弱く、通気性、排水性が良くて、保湿性の高い壌土が最適とされていますが、様々な育てやすい品種がありますから、砂質土系から粘質土系まで適応性は高いです。
早熟になりがちなのが砂質土系で、多収を期待するなら重粘度系が良いとされています。
高畝で水はけをよくしておいて、マルチを活用して地面の温度を一定しておき、雨よけの屋根を設けることで割れなくて甘いトマトの収穫が期待できます。

畑の準備・元肥

播種

3号か3.5号ポットに培養土を入れて窪みを3か所作ります。
窪みに1粒ずつ種を撒きます。
土を被せて軽く押さえてたっぷりと水やりをします。
種まき後、日中は25℃前後に管理して、夜間には気温が10℃を下回らないことが必要です。

間引き

本葉が2~3枚になったら間引きします。
葉の形の悪いものや、生育の良くないものを選んで、根元からハサミで切り取り、1株にします。
本葉8~10枚での定植が一般的ですが、私の場合は本葉5~6枚で定植しています。
あまりポットで育てすぎると、徒長していたり、根がポットの周りでぐるりと回っていたりして老化苗になってしまいがち。
それに対して若い苗ほど根に活力があり、根性のある根が張るのですが、まずは根が成長しますので茎や葉の部分が成長するには少し時間がかかるので、収穫が遅くなりがちです。

定植

霜が降りなくなったころに定植します。
私の地域では、5月のゴールデンウィークごろに定植となります。

追肥

茎葉の勢いが衰えてきたり、先端部の茎が細くなったりしたら追肥をします。
大体、月に1~2回に1㎡あたり一握り(20~30g)を成長した根の先あたりに施します。
化成肥料、油かす、魚かす、米ぬか、ボカシ肥料のどれでも構いません。
いずれかを1㎡あたり一握り(20~30g)を成長した根の先あたりに施します。

コンパニオンプランツ

エダマメ、ラッカセイ、パセリ、バジル、ニラ、ネギ、ニンニク、ナスタチウム、マリーゴールド、コリアンダー、ミント、タマネギ、レモンバーム、アスパラガス、キャベツ

相性の悪い品種

ナス、ジャガイモ、トウモロコシ

種取り

固定種の種取りが前提ですが、F1種でも決して種取りができないわけではありません。
自家受粉のため、交雑の可能性はほとんどありません。
果実は全体が着色して完熟してから収穫します。
少し早めに獲ってしまった場合、しばらく室内などにおいて柔らかくなるまで待てば大丈夫です。